うつ病にならない、させないために心掛ける4つの考え方

今日は、前回紹介した

①自分を過大評価する人は「できない脳」。そんな上司は腹で笑え。

 

コーネル大学のダニング博士とクルーガー博士が、65名の大学生に30個のジョークを読ませた研究から、ユーモアの理解度が低い(=先練されて知識と機知がない)人ほど、「自分はユーモアの理解度が高い」と過大評価する傾向にあったそうです。

更に博士らは詳細な調査を行って次のように推測されました。

①能力が低い人は、能力が低いゆえに、自分がいかに能力が低いかを理解できない。

②能力の低い人は他人のスキルも正しく評価できない。

③だから、能力の低い人は自分を過大評価する傾向がある。

ー「できない脳ほど自信過剰」より引用

この現象はダニング=クルーガー効果と呼ばれています。

身の回りで思い当たる人は居ましたか?

私の経験上、特に接客業で分かりやすいケースがあります。

スーパーやドラッグストア、飲食店などに行ったときに

(うわー、この人チーフとかマネージャーっぽいな。自分は仕事できますって思ってるんやろうけど、なんか言葉の節々がとがってるぞ。早口で聞き取りにくいし。スタッフには結構きつく言いそう。一緒に働きたくはないな。)

って方がよく居ます。

でも、接客の態度から自信と「慣れ」が感じられるので、本人は客にそんなことを思われているなんて思ってないでしょうね~。

偏見かもしれないですが、こういう上司は部下には手厳しい。

でも、「あーこの人は、自分の力量も分からない“できない脳”なんだな。」と思ってしまえば、何を言われてもそんなに気にならないと思います。

 

②叱って分からせるのは、自発性を損なうのでNG

 

最近、パワハラのニュースが多いですね。

今問題に上がっている世代の方たちは、「叱ることで伸びる」「叱ることでダメなことを分からせる」と思っている傾向があるように感じます。

果たして、叱ることが最も良い結果が出る方法なのでしょうか。

 

筆者は、ネズミに迷路内の二股の分かれ道を「右」に行くように覚えさせるために、

①右に報酬としてのチョコレートを置く(ネズミはチーズよりチョコレートだ好きだそう)
②左に罰として電気ショックや猫の匂いなど
③①と②どちらも

を実践したところ、①の方法が最も学習効果が高かったそうです。その次に③の方法。②の罰だけの方法では、ほとんど学習できなかったそうです。

叱ると探索しようという意欲、つまり「自発性」が減ってしまうのです。

ー「できない脳ほど自信過剰」より引用

ネズミと人間が全く同じ学習特性があるとは言い切れませんが、確かに人間も叱られたら

「叱られた」ということにストレスを感じて、元々のミスについて深く考える余裕なんてなくなりますよね。

また、他に紹介されていた人間を対象とした研究からは、

減点法よりか加点法の方が成績が上がる傾向があったそうです。

ミスを叱ったり減点するといった学習進め方でもし結果が出たとしても、深く理解はできていないかもしれないですね。

座学だったら、単に暗記しているだけかもしれないですし、

スポーツだったら根性論でフィジカル面がアップしているだけで、戦略的な方は成長していないかも…。

叱られると自信もなくなり、自己肯定感も低くなってしまうと思うので、

教える側は「自分で考え・気づかせるアシストをする」

学ぶ側は「叱るしか指導方法がない指導者は相手にしない」というスタンスでいくのが良いかと思います。

③失敗するほうが深く理解する

 

歳をとるにつれて記憶力が低下しているように感じる方は多いかと思いますが、

それは退化ではなく進化だそうです。

筆者曰はくー

子供から大人になるにつれて記憶力が曖昧になるのは、回路演算からみると、けっして退化ではありません。逆です。進化なのです。これによって応用性や融通性という大きな利点を獲得することができます。歳をとったほうが物の道理がよく理解できるのは、記憶の性質の経年変化の恩恵なのです。

ー「できない脳ほど自信過剰」より引用

とのこと。

私は学生の時、歴史に全く興味がなかったのでテスト前に暗記するだけでした。おかげで今その知識はほとんど残っていません。

しかし、テレビなどで歴史に触れると「なんでこの人はこんなことしたんだろう」と学生のときには考えもしなかった疑問がでてきました。今の自分が歴史の勉強をしたら、学生の時より深く理解して確かな知識にできる気がします。

短期記憶ができないから退化したのではなくて、より深く理解するために浅い状態で記憶しないように進化してるんですね。すごいぜ人間。

ということで、新しい部署や環境でなかなかすぐに覚えられなくても自信を無くす必要はありません。

「確実に知識にするために、敢えてゆっくり学習しているんだ」とポジティブかつマイペースでOKなのです。

④我慢すると、別のことの忍耐力がダウン!

 

著書では様々な我慢に関する研究の結果が紹介されていました。

〇コメディーを笑うのを我慢して観る⇒その後の最大握力維持時間↓

〇目の前のチョコレートを食べないで我慢⇒その後の最大握力維持時間↓

〇「6分間シロクマについて考えないで」と指示⇒その後の最大握力維持時間↓

などなど。我慢することで物理的な力のパフォーマンスが落ちたそうです。

これだけだと、ちょっと日常生活での影響とは結びつきにくいような気もしますが…

筆者はこう述べています。

一般に、機嫌がよいときは「〇〇というよいことがあった」などと、その原因を具体的に特定できます。ところが、機嫌の悪いときは「とにかくムシャクシャする」と本人でさえ理由が分からないことも珍しくありません。そんなときは、きっと別の「何か」を我慢して自我消耗しているのでしょう。

ー「できない脳ほど自信過剰」より引用

た、たしかに…!

自分でも理由もわからずムシャクシャしているときがあるような…と思ったのは私だけでしょうか(笑)

筆者は、血糖値が下がっているとイライラしやすいことから、ブドウ糖の補給を勧めていました。

それもいいと思いますが、そもそも我慢しなくて済むことなら我慢しない方がいいのではないかと思います。

例えばー、「ダイエットのために甘いものを我慢」とか、「貯金のために欲しいものを我慢」など。

大きなことなら、「本当にやりたいことを我慢して、お金のために仕事漬け」とか。

我慢していることをもう一度よく考えてみて、それを我慢しなくても済む方法を考えてみるのもいいと思います。

ちなみに私は、ダイエットのために大好きな菓子パンを我慢するより、菓子パンを食べることでその後の活動力がアップすることを優先しました(*’▽’)

まとめ「理解すれば無駄なストレスは減らせる」

 

「なぜ私はこれができないの?」

「なぜあの人はこんなことを言ってくる(してくる)の?」

「なぜここ最近しんどいの?」

「なぜこれが嫌なの?」

色んなストレスがあると思いますが、どれもその「なぜ」の部分が理解できれば、対処することができ、大幅にストレスを減らすことができると思います。

単純にできないことやストレスを与えてくる人をネガティブに捉えないで、一回深く分析してみてください。

例え自分にはどうしようもできないこと(めんどくさい上司を改心させるなど)でも、「あー、なるほど!そういう理屈なのね!」と理解するだけで生きやすくやなると思います。

今回紹介した方法で解決する「なぜ」があれば幸いです。

 

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